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人文研レポート出る=4年ぶり、500冊限定

2005年11月24日(木)

 サンパウロ人文科学研究所(本山省三理事長)がこのほど、人文研レポート第六号を発刊した。同レポートを刊行したのは、四年ぶり。宮尾進顧問は「私たちの研究状況やその成果を、みなさんに知っていただけるはず」と話している。
 集まったレポートは、『日伯学園こそ百周年記念事業の本命』(宮尾進)、『戦後移民試論─その性格と役割─』(鈴木正威)、『幼少年向け教科書の変遷とブラジル日系社会の日本語教育』(古杉征己)、『霧の行跡 隈部三郎・ブラジル二十年の歩み』(小笠原公衛)。
 同顧問は「コロニアの著名人が書き残したものでも、事実誤認が散見される。それを引用、誤りも踏襲した記述が少なくない。小笠原氏の書いた隈部三郎の評伝では、綿密に取材や調査がされている。ほかのレポートも、読みごたえがあります」とPRしている。
 五百冊発行。会員には無料で配布、一般は一冊二十レアル。問い合わせ電話番号=11・3277・8616。

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