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総領事公邸でスポーツ外交=世界クラブ選手権出場=サンパウロFCを激励=「ぜひ3度目の優勝を」

2005年12月03日(土)

 クラブ南米一を競うリベルタドーレス杯で今年、十二年ぶり三度目の王者に輝いたサンパウロFC。十一日から十八日にかけて行われるFIFA世界クラブ選手権トヨタカップ出場へ向けての壮行会が一日、午後七時からサンパウロ総領事公邸で行われた。会には西林万寿夫総領事をはじめ、ジョゼ・セーラサンパウロ市市長も出席。選手二十三人を激励した。
 西林総領事は「ぜひ三度目の優勝を狙ってください。これがきっかけで日本とサンパウロの関係も強化できれば」と期待を示した。セーラ市長は「サンパウロは町の名前にちなんだチームだから応援します。勝利で世界に名をとどろかせてください」と応援。
 それを受けて主将のセニ(GK)は「市長、本当はパウメイラス・ファンだけど、私たちを応援する義務がありますよ」と会場の笑いを誘い「三度目の優勝を手にして凱旋帰国する」と決意表明をした。
 また、サンパウロ市と大阪市は姉妹都市提携で結ばれていることから、選手たちがセーラ市長のメッセージを大阪市長へ手渡すことになった。中継ぎをしたのは元トヨタカップ運営委員の高橋祐幸さん。壮行会の立役者にもなった。「移民百周年の二〇〇八年にはブラジル対日本の親善試合をしたい」と実現に向けて抱負を語った。
 トヨタ・メルコスルの岡部裕之社長は「サンパウロFCのファン。こちらに五年いるけど(応援は実らなかった。今年は)念願の優勝をした。総勢二十人くらいで日本まで応援にいく」と興奮気味に話した。
 同クラブ第一戦は、十四日、東京国立競技場で。試合方法は、今年から新たに加わったアジア、アフリカ、北中米、オセアニアの四大陸各優勝クラブがまず対戦、その上位二クラブとシードされる欧州、南米(サンパウロFC)が準決勝戦、決勝戦を戦う。

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