ホーム | 日系社会ニュース | アクリマソン学園40周年=高橋園長教師歴50周年祝う

アクリマソン学園40周年=高橋園長教師歴50周年祝う

2006年2月11日(土)

 アクリマソン学園(高橋都美子園長)の創立四十周年記念式典が五日に、サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区の北海道交流センターで開かれ、同窓生など約二百人が祝福に訪れた。
 同学園は一九六五年に、松柏学園の分校のような形でスタート。翌六六年に、独立した。高橋園長(74)は沖縄県系の二世。松柏学園の川村真倫子園長と同じく帰伯二世で、戦争中は艦砲射撃の中を逃げ惑ったという。
 琉球大学教育学部を卒業後、中学校教諭を経て、五五年に帰国。五六年から日本語教師を始めた。「責任感や思いやりのある人間に子供たちを育てていくのがモットー。体力が続く限り、教壇に立ちたい」と、決意を新たにしている。
 教師歴五十周年・学校創立四十周年は、コロニアでも珍しい存在だ。同窓生は約六百人。会場には、半世紀前の教え子も顔を見せ、高橋園長を喜ばせた。
 式典には、森田聡領事、石橋隆介JICAサンパウロ支所次長など多くの来賓が訪れた。

image_print