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無声映画=「瀧の白糸」も上映=サントスとカンピーナスで

2006年3月4日(土)

 日本映画上映会「日本映画の3つの視点」が七日から九日まで、サントス市のセスキ・サントスで開かれる。国際交流基金サンパウロ日本文化センターとセスキ・サントスが共催。サンパウロ、リオの日本国総領事館が後援。溝口健二監督の無声映画「瀧の白糸」(一九三三年)のほか、黒沢明監督への追悼作「雨上がる」(小泉堯史監督、九九年)、「キネマの天地」(山田洋次監督、八六年)の三作品を上映する。
 同センターがサントス市で日本映画上映会を開くのは初めて。「瀧の白糸」では、三味線、打楽器の演奏とともに、能楽研究者のアンジェラ・ナガイさんがポルトガル語の弁士をつとめる。
 上映日程は次の通り。七日「瀧の白糸」、八日「キネマの天地」、九日「雨上がる」。いずれも午後八時より上映。
 入場無料。上映一時間前に整理券を配布する。
 〔セスキ・サントス〕(住所)Rua Conselheiro Ribas,136,Santos、(電話)(13)3227・5959。
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 国際交流基金サンパウロ日本文化センター主催による映画上映会「アジアのニューシネマ映画特集」が八日から、カンピーナス市のCPFL文化センター(サンパウロ州電電公社文化センター)で開かれる。溝口健二監督の無声映画「瀧の白糸」(一九三三年)をポルトガル語の弁士公演付で紹介するほか、三本の日本映画を上映する。
 「瀧の白糸」のポ語弁士は、サントスの上映会でも弁士をつとめた能楽研究者のアンジェラ・ナガイさん。打楽器、三味線の演奏も同じ奏者が担当する。
 「瀧の白糸」の後、四月にかけて、山田洋次監督「たそがれ清兵衛」(〇二年)、北野武監督「HANA‐BI」(九九年)、是枝裕和監督「誰も知らない」(〇四年)の三本を上映する。
 日程は次の通り。三月八日午後七時=「瀧の白糸」、十二日午後五時「たそがれ清兵衛」、三月二十九日午後七時および四月二日午後五時「HANA‐BI」、四月十二日および十六日「誰も知らない」。
 入場無料。当日一時間前から整理券を配布する。
 CPFL文化センターの住所は、Rua Jorge Figueiredo Correa,1632,Chacara Primavera,Campinas。
 問い合わせは、電話(19)3756・8000

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