ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

2006年5月19日(金)

 元保健省補佐官リノ氏は十七日、救急車納入をめぐる汚職疑惑に国会議員のほぼ半数に当たる二八三人がなんらかのかたちで関与したと下院監察局で証言。同氏は全員の名前を記したリストを最高裁に提出している。
     ◎
 ボリビア危機対策として政府は火力発電所で使う天然ガスをアルコールに転換することを検討。
     ◎
 サンパウロ州警察によると、十七日夜に州内でPCCメンバーによる襲撃事件が三件、サンパウロ市内でバス五台が放火されたという。また、火炎ビンを投げこまれたり、図書館を放火されるなど州内で四校が攻撃を受け、少年一人がやけど。カンピーナス市では十七日未明、ショッピングセンター内の十店舗が同メンバーに襲撃、商品を略奪された。
     ◎
 PCCの襲撃に便乗―? オートバイに乗り覆面で顔を隠したグループが十六日夜から十七日未明にかけて、大サンパウロ市圏ポア市などで少なくとも十二人を殺害した。現場には警官が使用する四〇口径の拳銃の弾の薬きょうが落ちていた。市警総監はギャング同士の抗争とコメント。
     ◎
 テレビ局グローボのニュース番組ジョルナル・ナシオナルは十五日、携帯電話が元凶だと報じ、携帯電話のブロック・システムを政府へ献上する法令をつくれという。ボン・ジア・ブラジルは十六日、携帯電話のブロックを強制する法律がないと報道。グローボ・ニュースが十七日、上院が携帯電話の電波ブロックを設置する暴対法を可決と報じた。裁判所は四八時間以内に携帯電話のブロックを命じた。携帯電話は受刑者の妻がアレの中に隠して持ち込むらしい。ブラジル最大の問題は携帯電話なのか?

image_print