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東西南北

2006年6月2日(金)

 中銀の通貨政策委員会は三十一日、基本金利(Selic)を〇・五ポイント引下げ、年率一五・二五%に決定した。同率は二〇〇一年二月以来の低い水準。過去三回は〇・七五ポイント引下げており、工業界は中銀の保守主義を批判した。
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 辞任したフルカワサンパウロ州刑務所管理局長官の後任に、元軍警で現在検事のピント氏(62)が三十一日、同長官に就任した。任期は今年末。フィーリョ保安局長官と協調路線をとる方針を表明した。
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 五月十七日夜にサンパウロ市北部パラーダ・デ・タイパス区の自宅前でPCCに銃撃された市警の妻(53)が三十日、入院先の病院で死亡した。PCC襲撃の被害者としては四十七人目。同じ襲撃で市警の息子(27)も死亡。犯人はまだ逮捕されていない。
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 サッカーW杯ブラジル代表からMFエジミウソンが三十一日、右ひざの故障を理由にメンバーから外れることになった。代わりにサンパウロのMFミネイロが召集される見込み。こらえ切れず涙を流したエジミウソンは、必ず代表に復帰すると宣言。
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 サンパウロ市地下鉄は一日、予告もなく十回券の切符販売を突然廃止した。統一パスを使わない乗客に割引のある同切符は重宝であった。州政府は理由として、十回券の売上げ急減とひんぱんに起きる不正をあげた。サンマテウス―ジャバクアラ間を運行するトロリーバスも、十回券を廃止。これからは一回券を多数購入か、毎回切符購入の列に入らねばならない。ルース―エストゥダンテ間とブラス―カルモンヴィアナ間の列車は、まだ統一パスを利用できない。年末まで辛抱とのこと。

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