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日伯交流年兵庫県実行委員会=神戸で来年4月28日に式典=笠戸丸の出港日にあわせ=水4万本提供等多彩な事業

2007年7月27日付け

 日伯交流年・ブラジル日本移民百周年を来年に控え、日本側での準備が進んでいる。県レベルで日伯交流年実行委員会を組織する兵庫県では、来年四月二十八日、百年前に第一回移民船笠戸丸が出港した日にあわせて神戸で様々な記念行事を計画中だ。西村正同実行委員長(日伯協会理事長)、神戸市の上田享史国際推進室長ら、来社した関係者に聞いた。
 来伯の主目的の一つは、多くの移民が日本での最後の夜を過ごした旧神戸移住センターの保存・活用をしてほしいという日系社会からの要請を受け、神戸市が国に働きかけた結果、改修して移民資料館などに使われることになった経緯を報告すること。
 加えて、同実行委員会が主体となって実施される諸行事の広報だ。
 当日は正午ごろから旧移住センターで、百周年を記念して神戸港からサントス港へ送る「友情の灯」の採火式。神戸市が主体となって実施、「海外日系人会館(仮称)として〇九年に終了を予定している同センター改修工事の着工宣言も行う。
 午後二時からは、ホテルオークラ神戸で、日伯交流年・ブラジル移住百周年記念シンポジウム。記念講演や、日本で活動するブラジル出身歌手の小野リサさんによる弾き語りのパフォーマンスなどが予定されている。実行委員会関係者、在日日系人など約三百人の出席が見込まれている。
 その後、神戸メリケンパークの特設会場で午後五時から、日伯交流年・ブラジル移住百周年記念式典を開催。笠戸丸が出港した午後五時五十五分にあわせて、サントス港へ向けて「友情の灯」を送り出す。夜にはホテルオークラ神戸で記念のレセプションが開かれる。式典、レセプションには皇室、政府、外国公館関係者のほか、ブラジルからの慶祝団や在住日系人、関連企業などが出席する予定。
 また、同年六月にサンパウロ、パラナで行われる百周年記念式典に県、議会、日伯協会関係者などによる三百人規模の使節団派遣を計画中。同時期にローランジアで開催予定の「日本の物産展」に参加するほか、クリチーバのオスカー・ニーマイヤー美術館では「日本の近代美術展―兵庫のコレクション展」が開催される。
 この他、ブラジル側への協力として、二十フィートコンテナ一台分(五百ミリリットルのペットボトル約四万本分)の「神戸の水」提供、ブラジル日本文化福祉協会が計画中の日本の団体からの寄贈図書の集荷と積み出しへの協力なども検討中だ。
 西村委員長は「来年の日伯交流年に向けて、日本の関心がもっと高まるようにしたい」と決意を表した。
 一行は十六日に来伯後、ロンドリーナ市やローランジアのパラナ移民資料館、サンパウロ市の移民記念館、文協の移民史料館などを見学。海外・汎米日系人合同大会や県連主催のフェスティバル・ド・ジャポンなどを訪れた。二十七日に帰国する予定。

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