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大耳小耳

ニッケイ新聞 2007年10月24日付け

 日本をテーマに来年のカーニバルに臨むサンバチーム「ヴィラ・マリア」。ファンタジア(衣装)は、日本人から見れば、すでに日本ではないが、中国などのエッセンスも取り入れ、全体的にアジア風に練り上げてあり、興味深い。調査は入念にしたそうだが、テーマとしながら拘らないところがブラジル風か。ブラジル人が日本及びアジアをどう見ているかという観点からも本番が楽しみだ。
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 デカセギ帰りに何が日本で恋しかったか聞くと、「ブラジルのパン。パン・フランセス!」という答えが返ってくることも。朝日新聞の報道によれば、静岡県浜松市で日系人が経営するパン製造会社がブラジル人のパン職人二人を呼び寄せた。職人が非日系のため、許可が下りるのに一年半かかったが、特殊技能と認められたという。客は日本人、ブラジル人半々だとか。
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 本紙五面にフリージャーナリストの外山脩さんが連載している「コチア産組=新社会の建設=創立者の光と影・下元健吉没後五十周年」も、最終回まであと少しになってきた。そこで、外山さんからの呼びかけで、意見や感想のある読者は直接連絡をしてほしいとのこと。電話は11・3207・2714、携帯は11・9846・6852まで。

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