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ニッケイ新聞 2007年12月29日付け

 ナタルが過ぎ、リベルダーデの人出もまばらになったが、年末には再び買物客で混雑するのだろう。十大ニュースの選定中、「これも今年の出来事?」と思うこと多々。
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 文協に先立つ援協会長選では、二世の森口イナシオさんが新会長に就任。記念事業の福祉センター建設は百周年事業へと組み込まれた。
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 今年は五県人会が知事を招いて周年式典を実施。山口では在外県人世界大会も合わせて開かれた。来年は二十近い県人会が記念式典を予定。国会議員に加え、知事ら都道府県関係者の来伯ラッシュになりそうだ。
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 ラッシュと言えば、今年は日本の新聞、テレビから続々と取材に来伯。すでに一部の新聞では移民特集が始まっている。中には日伯交流協会研修生OBが記者として再訪するケースも。また来年に向け、五月に里帰り公演する三世の南かなこさんら日本の歌手の来伯予定も固まりつつある。五木ひろしは…
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 日系社会関係以外では、九月のリオ・世界柔道選手権でブラジル躍進、日本は苦戦。十二月には大統領出席のもと、日伯方式の地上波デジタル放送開始式典が盛大に開かれた。
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 一方、浜松市では三十一日、百周年の幕開けとして日系ブラジル人サンバチームなどによる新年カウントダウンイベントが開かれるという。海の向こうでも百周年が始まる。ブラジル側の百周年はどのように明けるだろうか。
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 ニッケイ新聞は本日付が今年最後の発行となります。一年間ご愛読ありがとうございました。新年は五日付けからの発行です。来年もよろしくお願いします。

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