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ニッケイ新聞 2008年2月7日付け

 リオの「ポルト・ダ・ペドラ」からの「ジャポネスを最低二百人集めてほしい」という要請に苦しんでいたリオ日伯文体連。パラナが百五十人送ることにより、最終的に四百人の日本人、日系人が参加した。四日には歓迎昼食会を開き、両州の日系関係者が百周年での協力も確認したという。パラナで呼びかけた西森ルイス州議によれば、希望者はもっといたようだが、パレードの都合上、断った例もあったという。サンパウロと比べるまでもなく、パラナの組織力、動員力は、さすが!の一言。
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 サンパウロ市カーニバルで百周年をテーマに豪華なパレードを繰り広げたヴィラ・マリアは、下馬評では一位との声も高かったが、残念ながら三位に終わった。九十点満点中わずか〇・二五点差で三位というのは、上位チームが肉薄していたを如実に示す。ほんのわずかな失敗も許されない厳しい世界だ。今回同じテーマだけに、リオのポルト・ダ・ペドラと見比べて、「明らかにVマリアの方が観客のノリ、豪華さともに上回った」との評を幾つも聞いた。サンパウロ市の上部チームとリオの下部では、サンパウロ市の方が上という時代になってきた証拠か。すでにカーニバルはリオだけではない。
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 百周年をテーマにパレードしたリオのサンバチーム「ポルト・ダ・ペドラ」。その打楽器隊を導く大役をしたダンサー、アンジェラ・ビスマルキさんはテーマに合わせてジャポネーザになるために「吊り目」にする整形手術までしたことで、大きな話題を呼んだ。今までに四十二回したという手術の多くは、夫である整形外科医のワギネル・モラエスさんによるもの。彼が伯字紙に告白したところによれば、実はジャポネーザになるために、もう一つ手術をしたという。通常は片側に三百五十ミリリットルずつ入れている胸のシリコンを、今回のために三百に…。ここまでいくと少々やりすぎ?!

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