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ふるさと帰行コンサート=デビュー以来の夢がかなう=南かなこさん来伯 公演に意欲

ニッケイ新聞 2008年5月22日付け

 コロニアから巣立った演歌歌手、南かなこさん(26)が二十一日から、ブラジル国内四都市で初めての里帰り公演「ふるさと帰行コンサート」を開く。二十日夜、二十一日のブラジル日本文化福祉協会での公演を前にニッケイパラセホテルで会見し、里帰りの喜び、公演への意気込みを語った。
 ロンドリーナ生まれの南さん(本名・上野智恵美)は幼い頃から歌に親しみ、八歳でサンパウロに移ってからは島田正市さんに歌を、花柳寿り翔さんに日本舞踊を学んだ。
 十二歳で両親が住む静岡県焼津市へ。家族の帰国後も日本に残り、〇三年に「居酒屋サンバ」で幸子プロモーションからプロデビューし、同年の日本レコード大賞新人賞。一月には七枚目のシングル「ふるさと帰行」を発売し、テレビでも活躍を続ける。
 七年ぶり、デビュー以来初めての里帰り。「実感が湧かなかったけど、いざ着てみると皆さん温かく迎えてくれた。『本当に帰ってきた』という思い。すごく嬉しいです」と喜びの表情。島田さん、寿り翔さんらブラジルの恩師たちへの思いを尋ねると、「たくさんの方が支えてくれたおかげで、夢を持って日本へ行き、歌手になって帰ってこれました。その絆をありがたく思います」と語った。
 公演を主催するABRAC(ブラジル日本歌謡協会)の西森明美会長は「ABRACの夢と、南さん自身の夢、二つの夢が実現しました」と話す。コーディネイターの有江徹二副会長はさらに、「ブラジルでもファンクラブを作りたい」と希望を語る。
 「南(ブラジル)から来て、夢がかなうように」との願いを込めてつけられた南さんの名。その夢の一つ、ブラジル公演の実現を前に、「ブラジルに渡ってきた人たちがいなければ、私はいません。日本文化を継承してきた皆さんに感謝しています」とのべ、「日本舞踊や童謡なども取り入れて、私なりに『日本』『和』をテーマにしたコンサートにしたい」と意気込みを語った。
 文協後の公演日程は、サンベルナルド(二十二日)、ロンドリーナ(二十三日)、カンポ・グランデ(二十四日)。入場料は五十レアル(サンベルナルドは六十レ)。問い合わせは有江さん(11・4616・5276)まで。

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