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東西南北

ニッケイ新聞 2009年3月5日付け

 三日未明、サンパウロ市南部の新聞配送会社SPDL前にモトボーイ約六〇人が集まり、トラックなどの侵入を阻止。ここから新聞を受取る配達人や配送用小型トラックは、新聞を受取ることが出来ず、SPLD社からの配達開始は通常より四時間遅れの六時半。個人購読者やバンカなどへの三万三千部の新聞配達に影響し、十時頃新聞を受取った人たちもいたという。
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 三月としては記録的な暑さは金曜日まで続くというが、熱い時に嬉しいのは、水辺や森林、冷やした果物やアイスクリームなどの水菓子。水浴出来るリオのチジュッカ国立公園の滝は月間五万人が訪れる人気スポットだと聞いたが、サンパウロ市セントロでも水浴び用のプールを売り歩く人の姿。温暖化による気温上昇は今後益々顕著になるというが、熱した土鍋が冷めにくいように、今の時点で二酸化炭素の排出がゼロになっても温暖化は暫く継続といわれてはお手上げ。暑さに文句を言う一方、コンピューターなどが手放せない人達も温暖化に一役買っている…。
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 サンパウロ市のカーニバルの優勝チーム、モシダーデ・アレグレの創設者の一人で名誉会長のジュアレス・ダ・クルース氏が、三日未明に死亡した。サンバ・パレードの成績発表当日、気分が悪くなり意識を失ったことは二十七日付本紙でも触れたが、二十八日に心臓のカテーテル手術を受けた同氏は、入院中の病院で亡くなった。葬儀と埋葬は三日に行なわれた。
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 リオのサントス・ドゥモン空港に対する大型機離着陸承認を喜ぶ人がいる一方、リオ州知事らはガレオン空港の利用率低下につながると渋い顔。利用者には選択肢が多いほどよいが、税率引き上げの話は困りもの。

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