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ニッケイ新聞 2010年2月3日付け

 神奈川文化援護協会の臨時総会では、副会長が65万レアルを不法操作し、会館売却も決議されたというのに、参加した会員はわずか20人。同協会の会員は160人だが、招集状を郵送したのは昨年までの会費を納めている45人だけ。一連の騒動に嫌気がさして一時的に会費を納めてないものの、長年会運営に携わってきた会員もいるのではないか。今月28日の定期総会には何人集まるだろう。
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 日本を舞台にしたドイツ映画『HANAMI―CEREJEIRAS EM FLOR』が上映中。2008年のベルリン映画祭のコンペティション部門に出品作品。南ドイツの田舎に住む60歳夫婦が主人公。癌にかかった夫は妻に先立たれ、長年、妻が憧れた日本へ旅立つ。孤独な彼を受け入れたのは艶やかに咲く、満開の桜だった。監督はDORIS・DORRIEさんで、小津安二郎監督の「東京物語」にヒントを得たそう。サンパウロでは、「Reserva Cultural」(Av. Paulista, 900)と、「Espaco Unibanco Pompeia」(R. Turiassu, 2100)で楽しめる。
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 日本のパゴッジバンド「Y―no」が、グローボのサイトglobo.comで〝japagode〟として紹介された。2007年に上智大学で結成された男性6人のバンド、東京でライブ活動を行いながらファンを増やしてきた。記事では、オリジナルのポ語歌詞も紹介されている。インターネット上の彼らのライブ映像は、2週間で10万回以上のアクセスがあるとか。〝日本風パゴッジ〟にブラジル人も注目?

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