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東西南北

ニッケイ新聞 2010年2月12日付け

 地震後も僅かに形を残していたスーパーが崩れ落ち、食料などを探していた人々がまた生き埋めになるなど、震災後の悲劇が続くハイチ。雨で明けた11日は、テント代わりに張った毛布もぐっしょり濡れ、役立たなくなったりしたキャンプ地の人々の様子が報じられたが、家もなく、食料も届かぬ人々の苦労はまだまだ続きそうだ。一方、ブラジルでは、ルーラ大統領が、ハイチなど天災や貧困で悩む12カ国に26万トンの食糧支援をするとの暫定例に署名。支援物資の全てが被災地に届くわけではないと聞いた事があるが、必要とされる物が真に必要な人々に届く事を願いたいもの。
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 カーニバルも佳境に入ろうとしているが、15、16日と17日午前中は銀行が休業となるため、15、16日が支払期限となるものは、17日に支払っても罰金を科される事はない。また、サンパウロ市のナンバープレート末尾番号による市内乗り入れ規制は、15日から17日まで解除される。ただし、大型車両は規制解除の対象外で、一般車向け規制も18日午前7時からは再開される。
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 今日12日の午後からはカーニバルの休暇を利用して旅行する人も増えるだろうが、サンパウロ市からクリチバ方面への旅行でレージス・ビッテンコートを使うつもりの人は522キロ地点で、サンパウロ市からリオ方面でヅットラを使うつもりの人は197キロ地点(アルジャ)で土砂崩れが起きて通行止めのため、別のルートを考えた方が無難だ。サンパウロ州内では、州道31号のサンベルナルド・ド・カンポ~リベイロン・ピーレス、同88号のモジ~パライブーナ、同125号のタウバテ~サンルイス・ド・パライチンガで工事中。旅行する人は道路情報の確認を。

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