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東西南北

ニッケイ新聞 2010年3月2日付け

 チリの地震による津波はハワイや日本でも観測されたが、震源地に近いチリの町では、大規模津波に襲われ崩壊した家なども多数。地震で橋や高速道路も寸断された他、サンチアゴの国際空港では建物の一部も壊れ、空港が一時閉鎖されたため、リオに居たチリ人観光客らがリオのトン・ジョビン空港で泊り込む姿も。電話や電気・水道などのライフラインは回復作業中だが、スーパーなどでの略奪も横行しているチリに対し、アルゼンチンは一部国境を開放。同国からの避難者を受け入れている。地震当日、サンパウロ市でも消防宛の電話が約100件入った。
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 サッカーのサンパウロ州選手権でトップを走るサントスが、2月28日の対コリンチアンス戦を2対1で制した。ネイマールとアンドレーの若手二人が得点したサントスに対し、ロベルト・カルロスら二人がレッドカードで退場となったコリンチアンスは、キーパーがはじいた球をデンチーニョが押し込んで、1点を返したに止まった。若手が天狗になっては困るが、8試合連続勝利の勢いを止めるのはどこか?
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 1日に市政445年の記念日を迎えたリオ市。当日は生憎の雨だが、18時からはジルベルト・ジルらを迎えたショー、20時半からはボサ・ノヴァショーも開催。マラニョン出身のジャーナリスト、コエーリョ・ネットが1908年に拝した〃シダーデ・マラヴィリョーザ〃との称号が、バイア出身の作曲家アンドレ・フィーリョが1934年に作ったカーニバル用の曲に盛り込まれた事で、リオ市歌が生まれたという。10メートルの祝いのケーキには、絵葉書にもなっている観光名所が描かれていたというが、市政記念日についてのサイト記事も絶景地の写真を多数掲載。

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