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ニッケイ新聞 2010年3月2日付け

 会の存続を揺さぶる大問題に発展している神奈川文化援護協会の60万レアル横領疑惑問題。総会後、昼食会でおにぎりを頬張る村田洋元会長、「(高村氏に)騙されたが、人生色々あるから面白い!」と発言。あまりの責任感のなさに思わず目が点になった記者に「あんたも女に金を騙されたことがあるなら、分かるだろう!」。騙される金もない当方思わず、「騙す方も悪いが、騙された方も悪い」という言葉が浮かんだ。
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 総会で大モメの後、役員改選を行った神奈川協会。会長として名前が上げられた当人、当たり前だが強硬に辞退。火中の栗を拾え―というのが無理な話だ。雰囲気を察した会員らも三々五々、逃げるように隣室へ。会長が決まらないまま、わずか数人だけの状況に窮した議長、「あの~そこに座っておられる方、会員ですよね? 会長やりませんか?」。トホホ。
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 先月27日午後、アニャンガバウー広場近くサンジョアン通りからサンバのリズムが流れてきた。まだ、カーニバルの酔いが覚めない―? と思えば、黒人の差別撤廃を謳う団体UNEGRO(Uniao de Negros Pela Igualdade)がサンパウロ市の協力を得て開催している「Rua do Samba Paulista」。毎月最終土曜日に同通りで行われ、黒人の若者間で支持が熱いようだ。サイト(http://www.projetoruadosambapaulista.com.br/)でも公開中。

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