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東西南北

ニッケイ新聞 2010年3月5日付け

 6月11日のW杯開催まで100日を切り、2日の対アイルランド戦を2対0で制して弾みをつけたブラジルを皮切りに、W杯参加32カ国中31カ国の代表チームが親善試合を展開中。欠けているのは地震が起きたチリだが、因縁のカードや監督解任直後など、それぞれの思いを抱いてのW杯。選手不足で悩む監督からは、ルイス・ファビアノがケガをしても、親善試合で穴埋めして得点を挙げ、心象アップのロビーニョ、故障で不調と騒がれた割に良い動きを見せたカカーなど、選手層が厚くて、駒が選べるドゥンガをうらやむ声も。
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 4日付本紙にデング熱の記事を掲載したが、4日付G1サイトに、市保健局の集計で、患者数が6601人に達したサンパウロ州サンジョゼ・ド・リオ・プレットと、2279人に達したリベイロン・プレットは、共に住民10万人当りの罹患率が300人超の流行状態との記事。患者1357人、擬似者約1200人となったアラサツーバも、罹患率は150人に達した。これらの市では、罹患判定に検査はせず、医師の判断で、死に至る可能性がある出血性デング熱患者と判定された場合のみが入院、検査の対象となる。州保健局の集計との差と拡大速度に愕然とするのはコラム子だけ?
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 サンパウロ市東部モオッカ区にあるエレットロパウロの変電所で、4日朝7時頃火災が発生。周辺5地区が停電し、サリン・ファラー・マルフやラジアル・レステといった幹線道路の信号も機能停止。トロリーバス3路線も動けなくなったりしたという。消防車17台、消防士45人が出動し、9時半頃鎮火した火災での負傷者はゼロだが、黒煙を噴き上げる火災に驚いた近所の女性が救急隊のお世話になったとか…。

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