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東西南北

ニッケイ新聞 2010年3月10日付け

 フラメンゴ入団前も行方をくらますなどして世間を騒がせたアドリアノが、また一悶着。2月26日からクラブでの練習を休んでいるアドリアノは、アイルランドとの親善試合から帰国直後に恋人とケンカ。サッカーを止めるなどとごね、カウンセラーの世話にもなっている状態では、6月のW杯出場放棄の可能性もある。とはいえ、親善試合にも出たグラフィッチら、代わりの選手は何人もいるブラジル。ドゥンガには、痛くも痒くもない?
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 薬を中断すると症状が戻るなど、完治が困難なエイズについて、米国の学者が、投薬中は骨髄に潜んでいたウイルスが、造血作用で活性化し、新たな感染を引起こすとの研究結果を発表。また、ブラジルでは約40%の患者に結核感染が起き、死亡原因の32・4%は結核との統計もある。米国では結核との関係を示す統計はないというから、ブラジルのみの問題の様だが、ブラジルのエイズ患者は、ある程度進行してから受診するため、加療開始から90日以内の死亡率が高いという。
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 インターネット接続も出来る携帯電話普及で、科学技術の進歩と喜んでばかりいられない影響も出てきている。最たるものは、友人と食事に行っても、携帯での通信に気を取られ、会話や食事もそっちのけという光景。授業中や仕事中、寝る間も惜しんで通信に熱中し、集中力を欠く生徒や従業員続出なんて事になれば、販売増加で喜んでいた企業のみか、国の経済、文化活動にも深刻な影響が…。
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 ガン闘病で現場を離れていたSBTのエベ・カマルゴが、81歳の誕生日にあたる8日に録画再開。グローボのアナ・マリア・ブラーガやシューシャと共に、感涙に浸るエベの姿も放映された。

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