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東西南北

ニッケイ新聞 2010年6月18日付け

 16日にW杯第2戦の対南アフリカ戦を3対0で制したウルグアイ。同国のW杯での勝利は、1990年の対韓国戦以来20年ぶり。同日第1試合のチリ対ホンジュラス戦を制したチリは、1962年の対ユーゴスラビア戦以来48年ぶりというから更に上を行くが、初戦16試合を終えた時点で25得点、1試合の平均得点は1・56点との数字は、1990年イタリア大会の2・21点や2006年ドイツ大会の2・30点を大きく下回る過去最低。高地の競技場で低温下の試合という今大会の条件も影響?
     ◎
 W杯17日の試合は、アルゼンチンが4対1で韓国を破り、今大会での最高得点タイ。1点目はオウンゴールだったが、残り3点はイグアインが決めた。3得点すべてに絡んだメッシは期待通りの活躍といえる。ギリシャ対ナイジェリア戦はギリシャが2対1で制し、現時点でのアルゼンチンのB組トップ確定。フランス対メキシコは2対0でメキシコが勝利。
     ◎
 ミナス州ポッソス・デ・カルダスでは、1カ月前から貯水池の水の色が緑になり、住民達に不安の声。水道局の予備調査では高濃度のフッ素が検出されたものの、中毒症状を引起こすような重金属や薬剤成分は検出されてないという。貯水池周辺には製鉄や農業関係の企業も多く、詳細な検査結果が出るのを待って具体策を検討する事になるが、現時点では飲用水として用いるのには問題はないという。
     ◎
 隣国コロンビア北西部アマガの炭鉱で爆発事故が発生し、17日11時現在、10人が死亡、60人が行方不明と伝えられている。坑内に溜まったガスに引火したのが原因と考えられ、赤十字社では行方不明者の生存の可能性は低いという。

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