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東西南北

ニッケイ新聞 2010年9月25日付け

 23日に次回の親善試合出場メンバーを発表したサッカー代表チームのマノ・メネゼス監督が、サントスのネイマールを外した。試合中にキャプテンや監督と諍いを起こし、監督解任まで起きた後とあっては間を置くのは正解だろう。今回は国外で活躍中の選手16人と国内選手7人が選ばれたが、手術後のガンソも含めサントスの選手はゼロ。マノ監督はネイマールやロナウジーニョの代表復帰の可能性も口にしており、本人や周囲が落ち着きを取り戻すのを待つ必要がありそうだ。
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 信号機の支柱に触れ感電死―。ちょっと信じ難い事故だが、23日夜、大サンパウロ市圏サントアンドレ市に住む18歳の学生がヴィラ・ルジッタの交差点を渡ろうとした時、歩行者用信号機の支柱に触れて感電し、その場に倒れた。一緒にいた友人の証言によれば、事故が起きた交差点の信号機2機は、電線の端がむき出しになっていた上、ビニールテープで支柱の外側に仮止めされていただけ。雨で濡れた支柱に触れて感電した学生は、通りがかりの車で病院に運ばれたが、助からなかった。22日にリオ市の学校の前で友人の誕生日を祝って踊っていた17歳の学生は、うるさいとの住民の通報で駆けつけた警官に頭を撃たれて23日に死亡との報道も。メキシコの大量殺戮や、殺人、交通事故その他、思いがけない形で身近な人を亡くすケースが多過ぎる。

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