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東西南北

ニッケイ新聞 2011年2月2日付け

 ペルーで開催中の南米ユース選手権でブラジルの快進撃が続いている。1日未明に行われた対チリ戦は、相手チームのラフプレーにあいながらも2点を入れたネイマールらの活躍で5対1の快勝。エクアドルはアルゼンチンに1対0で勝利するなど、ウルグアイとエクアドルも勝ち点3で並んでいるが、得失点差でブラジルが一歩リードしている。
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 ジウマ大統領との確執で中銀総裁を降りた形となったエンリッケ・メイレーレス氏が、2016年のリオ五輪運営のためのコンソーシアムAPOに参加する事になりそうだ。現時点では紙の上の存在に過ぎないAPOだけに実際の参加のあり方は不明だが、リオ市長らはAPOの実働を望んでいるといい、メイレーレス氏の経験に期待する声も出ているとか。五輪前に行われる2014年W杯準備も何処まで進んでいるのか実態がつかめないが、全国的に犯罪発生率が低下との報告を受け安堵した開催地知事も多い。リオ州では警官への報奨金倍増の報道もあながち嘘ではなさそうな。
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 パラナ州ロンドリーナで、62歳女性から60歳男性への腎臓提供が話題に。というのもこの2人、実は21年寄り添っていたが離婚してから19年経つ夫婦。人工透析中の男性に最初に腎臓提供を申し出た息子には2人の幼子がいる事を案じた奥さんが、臓器を提供する事になったという。

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