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東西南北

ニッケイ新聞 2011年2月15日付け

 南米ユース決勝リーグ最終戦でブラジルが6対0の快挙。13日未明、既にロンドン五輪行きを決めていたウルグアイ相手にたたき出した大量得点でロンドン五輪出場と大会優勝を決めた選手の中では、ネイマールと共にサンパウロのルーカスらの株が急上昇。最終戦で3点を挙げたネイマールは南米大会9得点で、大会記録を書き換えた。ただし、現行メンバーがそのままコロンビアでのユース世界大会出場ではないことは周知の事実で、代表チーム入り確定のネイマールは今大会がユース最終戦。五輪出場は20歳以上の選手だから、今大会出場選手20人中、ロンドン五輪のピッチに立てるのはわずかだ。
     ◎
 リオ・グランデ・ド・ノルテ州カイコ市で11日、ゴミの山から現金10万レアル無事回収という事件が起きた。朝4時から集めたゴミをゴミ捨て場に持ち込んだ回収車運転手に、車の販売店の主任が詰め寄ったのは朝7時ごろ。どんな経緯かは説明されていないが、白い封筒に入れられただけの現金は回収車運転手と別のゴミ回収人によって発見され、主任の手に渡された。一人1千レアルと約束された謝礼は運転手には500レアルしか渡されなかったが、結婚15年で13歳の子持ち、市職員としての給料は700レアルという運転手には思いがけない副収入。謝礼と給与の額が適当か否かは別にして、正直者が得をした話。

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