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草の根無償協力=アルモニア学園に13万レ=日本語教育機材の整備に

ニッケイ新聞 2012年2月11日付け

 日本政府による『草の根文化無償資金協力』で財団法人アルモニア教育文化協会(和田忠義会長)が、日本語教育機材の整備費7万8514ドル(13万1900レアル)を受けることになり、贈与契約署名式が7日、在サンパウロ日本国総領事館であった。
 大部一秋総領事と和田会長が署名を交わし、同協会役員、各日系団体代表が出席した。
 同協会が運営する「アルモニア学園」(サンパウロ州サンベルナルド・ド・カンポ市)は、幼稚部から高等部まで360人が通い、生徒の約7割を非日系が占める。
 必修科目として、全生徒が日本語の授業を週2度行っている。今回の協力でコンピュータを導入し、学習ソフトを利用して効率化を図る。
 なお、協会は日本語指導に特化した教室設置を目指して改修工事を進めており、今年9月の完成を予定している。
 大部総領事は「ブラジルの中でも歴史的意義を持つ学園に少しでも貢献できて光栄」と話し、和田会長は「日本語教育はもちろん日本文化を伝えることにも役立てたい」と感謝の意を伝えた。

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