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東西南北

ニッケイ新聞 2013年5月10日

 強姦容疑で逮捕されたリオの牧師、マルコス・ペレイラ容疑者に対し、下院人権委員会のマルコ・フェリシアーノ委員長がツイッターで「マスコミはちゃんと調べたのか?」と擁護する発言を行った。同氏は以前から同容疑者と面識があり、「優れた人物」だとして評価している。ペレイラ容疑者の強姦に関しての余罪は20件以上あるとも言われている。
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 連邦裁判所は8日、サンパウロ市中央部ブラスにある「フェイラ・ダ・マドルガーダ(早暁市)」の営業を続行する暫定命令を下した。1日に2万5千人の利用客を誇る同市場は、消火器や非常口の不備などが指摘され、火災の危険性を危惧したハダジサンパウロ市市長が改修工事のために閉鎖を決め、8日が最終営業日だったが引っくり返った。これは同市政が経験するはじめての司法による逆転判断だ。同市場は48時間以内に具体的な火災対策を行わなければならない。
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 8日にミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテで行われたリベルタドーレス杯決勝トーナメントで、サンパウロFCはアトレチコ・ミネイロに1—4で惨敗した。特に相手フォワードのジョーにハットトリックを決められるなど、ディフェンスの脆さを露呈した。これで5日のサンパウロ州選手権に続いてサンパウロの同杯敗退が決定。25日からの全国選手権に気持ちを切り替えるしかない。

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