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東西南北

ニッケイ新聞 2013年7月3日

 サンパウロ市の保育所への入所を待つ児童数が、11万9千人に達したと2日付アゴラ紙。市教育局によれば、今年4月の入所待ち児童は10万8千だったが、5月には11万9025人になった。1〜5月に入所枠を2万9200増やし、0〜3歳の在籍児童数は20万8935人から21万2千人に2783人増えたが、定員に空きがあると知らされた保護者が入所を決めるまでの期間が4月までの30日から5日に短縮されたため、入所希望者が増えたようだ。市当局は243の施設を新設して希望者を受入れる意向だ。待機児童は南部に多く、ジャルジン・アンジェラの6700人を筆頭にグラジャウー、カッポン・レドンドと続く。
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 サンパウロ市地下鉄4号線の現時点での終点であるブタンタン駅には大型のバスターミナルが併設されているが、屋根の継ぎ目から雨が漏り、ひどい時には屋根の下で傘を差す必要が生じる所がある。雨漏りは同ターミナルが開設された2011年から起きており、コチアやエンブ・ダス・アルテスなどに行く車線六つの停留所(ポント)の雨漏りがひどいとか。サンパウロ大学内に入る8012/10の線のポントは屋根さえない所に移された。
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 コリンチャンス屈指の人気選手、パウリーニョの英国リーグ名門トッテナムへの移籍が決定し、1日、サンパウロ市で涙のサヨナラ記者会見を行った。パウリーニョは守備徹底重視のチテ監督によるコリンチャンス・サッカーの申し子的存在で、攻守に渡りコリンチャンスの世界一に貢献、先日のコンフェデ杯でも、最優秀選手投票で第3位に輝く活躍を見せていた。

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