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ニッケイ新聞 2013年7月30日

 ヴィトリア日系協会はツバロン製鉄所の建設が始まった70年代に、各地から集まっていた日系二世らを中心に創立された。当初は日本からの駐在員が持ってくる少年漫画誌『週刊少年サンデー』を回し読みしていたことから、〃サンデークラブ〃と呼ばれていたとか。野球などで日本人と日系人が交流した。ツバロンに6年働き、ヴィトリアで老後を楽しむ清水豊さん(70、三重)は「何しろ勢いがあったし、日語学校も賑わっていたね」と往時を懐かしんでいた。
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 家の光協会が主催する「世界こども図画コンテスト」。金子謙一・文協美術委員によれば、「昔は多い時で7万人の応募があった。最近特に減っているのは、中近東からの応募」。不安定な社会情勢の中にあっては芸術どころではないのかもしれない。金子委員の知る限り「世界的に図画コンクールをやっているのは日本だけ」。平和な国こその余裕なのかも。
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 先週金曜に来聖し、日本館などを視察した新藤義孝総務大臣。「広大な大地、アマゾンに代表される豊かな自然、そしてカーニバルなど躍動感溢れるこの国には、ぜひ来たいと思っていた」と個人的な関心も高かった様子。日系社会についても、移住開始年から第一回笠戸丸による移住者の数まですらすらと語る勉強ぶり。話しぶりの柔らかさもあってか、歓迎に出迎えた埼玉県人会員(大臣の出身は同県川口市)の心をがっちりと掴んでいたようだ。ちなみに、初来伯の唯一の心残りは「アマゾンの自然を十分に堪能できなかったこと」だとか。

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