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ニッケイ新聞 2013年10月4日

 モエマ区に日本酒店を移転した飯田龍也さん。客層が多様だったリ区とは違い、「高級取りの客がずいぶん増えた。百〜4百レアルの酒を一人平均5本くらい買っていく」とか。ショッピング・イビラプエラからも1キロ程度で、インターネット販売に欠かせない郵便局もすぐ隣。初めてふらりと立ち寄った客のリピート率も高く、飯田店長の日本酒普及に更に拍車がかかりそう。
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 昨日付け本面で紹介した「NHK視聴時に英語音声が混じる問題」について、NETと契約しているという読者から「147から一旦別のチャンネルに変え、すぐに戻せば英語音声が消える。2秒で解決」との声が寄せられた。ちなみにNHKサンパウロ支局にも、複数の問い合わせがあったようで「電話での説明は大変。紙面で紹介してくれありがたい」との連絡も。
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 1日付けの朝日新聞ウェブ版によれば、ブラジル人を中心とした外国人住民が2万人を超える静岡県浜松市で、不就学状態の外国人児童が「0になった」とする調査結果が30日の浜松多文化共生事業実行委員会(金子容子委員長)で、市から報告された。実行委員会は2011年に結成、市の事業として「外国人の子どもの不就学ゼロ作戦」を受託し、取り組みを進めてきたという。市は学校や施設、支援教室に通っておらず、帰国予定もない児童を「不就学」と定めており、9月20日時点で0になった。同級生に何人もの不就学らしき児童がいた同地出身の耳子からすると、隔世の感。

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