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東西南北

ニッケイ新聞 2013年10月5日

 ハダジサンパウロ市市長は3日、中央部パライゾの自宅からお茶の水橋にある市庁舎までバスで通勤した。市長は自宅から600メートル離れた5月23日大通りまで歩いてバスに乗り、10分かけてラルゴ・サンフランシスコに着いたあとは、市庁舎まで歩いた。所要時間は29分だった。市長によると護衛は1人だけで、バスに乗ったときは空いていたという。市長は乗客と語らい、一緒に写真にも収まった。「みんなからはバスレーンもほめてもらった。また是非バス通勤をしてみたい」と市長は語った。なお、同ルートなら地下鉄1号線パライゾ駅〜セー駅という行き方もある。
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 3日朝10時頃、サンパウロ市西部ポンペイアのコロネル・メロ・デ・オリヴェイラ通りの駐車場で自動車強盗が起き、企業家のジョズエ・マルチンス・ネットさん(54)が盗難車追跡中に射殺された。ネットさんは駐車場入口で強盗が自分の会社の共同経営者のシボレーを含む3台の車を盗んで出ていくのを目撃して追跡した。シボレーは路上駐車の車に激突、飛び出した犯人はネットさんの車に轢かれたが、起き上がって発砲。ネットさんは腹部に被弾し、死亡した。殺人犯を含む3人の泥棒は現在も逃走中だ。
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 かつての全国選手権三連覇監督のムリシー氏が復帰して2部降格圏から脱していたサンパウロFCが、試合のなかった3日、再び降格圏に逆戻りした。この日、対インテルナシオナル戦で勝利した18位のヴァスコが、サンパウロを勝ち点で1点上回り16位となったため。サンパウロはきょう本拠地でヴィットーリアと対戦する。

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