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東西南北

ニッケイ新聞 2014年1月9日

 サンパウロ市南部ジャルジン・アンジェラに大きなファヴェーラが突如誕生し、話題となっている。「ノヴァ・パレスチナ」と呼ばれるこの一帯はもともと、市が公園建設地として100万平米分を確保していたはずだったが、昨年11月29日から、2千世帯が工事現場などで使うローナで仮設住宅を作って侵入しはじめ、それからわずか1カ月強で4倍の8千世帯が住むに至っている。同地は今では満杯になり、空きを待っている人は1千世帯に及んでいるという。市はこの地域の10%しか住宅地として認めない予定だが、果たして立ち退きはできるか。

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 7日午後2時30分頃、サンパウロ州北部のサンセバスチャンのリオ~サントス道でマニフェスタソンが起き、バス一台が焼き討ちされ、その影響で同高速道の2車線が約3時間にわたり通行止めとなる事態が起こった。この混乱による死者や怪我人は出ていない。このマニフェスタソンは、サンセバスチャン市内の「エスキモーの丘」と呼ばれる地域に不法侵入した17世帯の取り壊しに反対する団体が起こしたものだった。

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 国際サッカー連盟(FIFA)の事務局長、ジェローム・ヴァルケ氏は7日、2022年に中東のカタールで開催される予定のW杯は、通常の6~7月ではなく、11~12月になるであろうと語った。それはカタールの夏が気温50度に達しうることを恐れてのことだが、この時期はブラジルでは全国選手権の大詰めで、欧州の強豪もチャンピオンズ・リーグの真っ最中。今後は猛反対が予想されるが、早くもブラジル大会以上に大変な予感。

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