ホーム | 日系社会ニュース | サンパウロ市杯=柏0対4でサントスに完敗=外国勢初の勝ち抜き戦進出も=ベスト32で挑戦終える

サンパウロ市杯=柏0対4でサントスに完敗=外国勢初の勝ち抜き戦進出も=ベスト32で挑戦終える

ニッケイ新聞 2014年1月16日
ヘディングで競り合う選手ら

ヘディングで競り合う選手ら

若手サッカー選手のプロへの登竜門『コパ・サンパウロ』の決勝トーナメント一回戦が14日から各地で行われ、外国勢として大会史上初の勝ち抜き戦進出を果たした柏レイソルは、強豪のサントスFCと敵地ビラ・ベルミーロスタジアムで対戦。サントスサポーターで埋め尽くされる敵陣戦の会場の中、0対4の完敗を喫した。下平隆宏監督は「完全に力の差。ゴール前での精度が全く違う」と認め、「中盤まではボールをもってやれるが、向こう(サントス側)は『最後の所でやられなければいいよ』という感じ。そこを突き破る何かを、こちらは身につけなければ」との反省をのべた。

開始直前の突発的な豪雨により、スタジアムの電灯の一部が停電したまま始まった試合は、早々から動いた。サントスは右サイドを突破する素早いカウンターから得たコーナーキックを、FWステファーノ・ユリが頭で叩き込み、柏は開始3分で先制点を許した。

柏は細かくパスを繋いで試合の主導権を握ろうとし、サントスより長い時間ボールを保持しながらも、ゴール前をしっかり固めるサントスDFを崩しきれず、ボール支配率に見合うだけの決定機を作れない。対照的にサントスは、前半37分にセットプレーから追加点を決め、2点を先行して前半を折り返す。後半にも個人技が光る2得点で大差がつき、柏の約2週間に及ぶ挑戦はベスト32という結果で終わりを迎えた。

試合終了後、柏主将の中谷進之介選手は、「ミドル一本でシュートを決めてくるなど相手との精度の差は感じたが、一口に負けた原因を〃決定力の差〃とは言いたくない。一番の敗因は自分たちのサッカーの良さを出し切れなかったこと」と悔しさを滲ませていた。

下平監督は「選手らが今日経験したことをしっかり活かして真剣に練習を重ねれば、数年後にはきっとサントスの選手にも追いついて逆転も出来る」と述べた。この中から4年後のW杯という〃本番〃で活躍する日本代表が生まれることに期待をよせたようだった。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 【特集】オンライン=日本移民シンポジウム初開催=「日本文化の継承への課題」等=原田清弁護士ら熱く討論2020年11月14日 【特集】オンライン=日本移民シンポジウム初開催=「日本文化の継承への課題」等=原田清弁護士ら熱く討論  汎ソロカバナ日伯連合文化協会青年部と、国際NGO「国際キフ機構」ブラジル支部(KIFブラジル)が主催する「ブラジル日本移民シンポジウム」が、7日(土)午後2時から4時半までオンラインで初開催された。モデレーターの原田清弁護士を中心にして、現代における日本移民の歴史の意義や、ど […]
  • 独断と偏見で選んだ「110周年最大の遺産」2018年12月18日 独断と偏見で選んだ「110周年最大の遺産」  なんと早い1年だったか――予想はしていたが、まさに「アッという間」だった。5月にはトラックストという未曽有の大混乱があり、日本進出企業や日系地場企業も大打撃を受けた。それ以降、6月にサッカーW杯ロシア大会、7月に眞子さまをお迎えして日本移民110周年祭、8月から選挙運 […]
  • 東西南北2014年3月28日 東西南北 ニッケイ新聞 2014年3月28日  27日付本紙でも報じた、今年2月のサンパウロ市での強盗事件の急増だが、サッカーW杯の会場となるイタケロン・スタジアム周辺地区での犯罪急増が目立つという。同スタジアムに近いパルケ・ド・カルモでは、強盗が昨年同月比で82%、自動車強盗が59% […]
  • 58年優勝=W杯元主将ベリーニ死去=「トロフィー挙げ」の元祖2014年3月22日 58年優勝=W杯元主将ベリーニ死去=「トロフィー挙げ」の元祖 ニッケイ新聞 2014年3月22日 ブラジル代表(セレソン)がサッカーのワールドカップで初優勝を飾った1958年に主将をつとめたベリーニ(本名イルデラウド・ルイス・ベリーニ)が20日、入院先のサンパウロ市の病院で死去した。享年83。21日付伯字紙が報じている。 1930年にサ […]
  • 大耳小耳2014年1月25日 大耳小耳 ニッケイ新聞 2014年1月25日  コシノジュンコさんが企画した「かたつむりアート」。在東京ブラジルのマルコ・ファラニ総領事の依頼で、群馬大泉町のブラジル学校の子どもたちも参加することに。「ポルトガル語も話せない子どもたちだが、絵だけでも里帰りをさせたい」との思いがあったと […]