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東西南北

ニッケイ新聞 2014年3月20日

 18日午後、サンパウロ市をテンポラル(強いにわか雨)が襲い、主に西部と南部で冠水の被害が起きた。特に目立ったのは西部のヴィラ・マダレーナで、アルモニア通りでは急増した水で持ち上げられ、流された車が、別の車の上に乗った状態になるほどの大水となった。また、CPTM8号線は冠水の影響で、ラッパ~パルメイラス・バラフンダ駅間の運行が14時40分から35分間中断した。市内では14カ所で冠水が起き、75の信号機で故障が発生。倒木や長時間の停電が起きたところもあった。カンタレイラ水系の雨量はこの日だけで約17ミリ増えた計算になるが、それでも水位が上がらないのは苦しいところだ。

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 保健省の発表によると、今年の1~2月における全国でのデング熱発症件数は8万7100件で、昨年の同時期比で84%も下がったという。13年1~2月は42万7千件だった。デング熱による死亡者が、同様に95%減ったという。保健相は、同病対策への投資が増え、キャンペーンを促がしたことの効果が出たのではないかと見ている。デング熱は猛暑のときに感染しやすいという印象があったが。

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 グローボ局の名物深夜トーク番組でジョー・ソアレス(76)が司会する「プログラマ・ド・ジョー」が、18日の放送で、SBT局で10日からはじまったばかりのトーク番組「ザ・ノイテ」に視聴率を抜かれた。「ザ・ノイテ」の司会者は新進コメディアンのダニーロ・ジェンチーリ(34)で、洗練されたイメージで好評とか。世代交代のはじまりか。

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