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東西南北

ニッケイ新聞 2014年3月29日

 27日夜、パウリスタ大通りでサッカーW杯開催に反対するマニフェスタソンが起こった。約1千人の参加者はコンソラソン通り付近からパライゾ方面に向けて行進をはじめ、ブリガデイロ・ルイス・アントニオ大通りまで歩いた。参加者たちは「FIFAよ、出て行け」の旗を振り回しての行進となったが、これに伴う大きな混乱は特になく、伯字紙には「エスヴァジアード(閑散)」と称された。リオや南大河州ポルト・アレグレでも同様のマニフェスタソンが同時期に起きたが、そちらは50人の参加で終わったという。昨年の6月の熱気はしらけたままで本番に向かうか。

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 最近、サンパウロ市地下鉄や都電(CPTM)での痴漢の増加が問題視されている。先日まで、今年に入り25人が逮捕されたとの報道があったが、それはさらに2人増えて27人となった。新たに増えた2人のうち1人はトラヴェスチ(女装者)で、25日に地下鉄1号線セー駅での電車車両内で男性の股間部分に触ったところ、通報されて捕まった。そのトラヴェスチは犯行時、男性の格好をしていたという。男性諸氏も電車に乗るときは気をつけて。

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 27日のサンパウロ州選手権準々決勝で、パルメイラスは対ブラガンチーノ戦を、度重なるラフプレーを受けながらも2―0で勝利し、準決勝に駒を進めた。この結果、30日に行われる準決勝の組み合わせは、サントス対ペナポレンセ、パルメイラス対イトゥアーノとなった。この準決勝の勝者は、6日と13日に2試合制で行なわれる決勝戦に進むことになる。

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