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東西南北

 3日に行なわれたW杯前の調整も兼ねた親善試合で、ブラジル代表はパナマ代表を4―0で下し、順調な仕上がりぶりを見せた。この試合でネイマールはプロとして通算200得点目になるゴールで先制点を決め、3点目となったフッキのシュートを相手の意表をつく華麗なパスでアシストするなどの活躍を見せて、絶賛された。フェリポン監督は試合ぶりを褒め称えたが、伯字紙の中には、先取点を取るのに26分を要したこと、序盤に執拗なマーク攻めに苦しんだことを課題にあげるところもあった。ブラジル代表は6日にサンパウロ市モルンビ・スタジアムで、セルビア代表と戦い、W杯前の最終調整にする。
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 サンパウロ市東部タトゥアペーのショッピング・アナリア・フランコで5月29日、駐車場に止めてあった1台の車が盗難の被害にあった。だが、盗まれたのは右側の前輪と後輪のタイヤ二つのみで、車そのものはそのままそこに残された。だが、片側のタイヤがないまま、車がバランスを保って立ち続ける珍しい姿を撮った写真がフェイスブックの「ヴィヴァ・タトゥアペー」に掲載され、話題を呼んだ。この写真を見て、警察は犯人捜査に乗り出したという。
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 6週間の長きにわたって展開されていたサンパウロ市市立学校の教職員のストが3日に終了した。教員らは来年5月から2016年11月までの3段階に分け、計15・38%の賃上げを獲得。初任給も2600レアルから3千レアルに上がった。サンパウロ市では同日、給与据え置きが言い渡されたサンパウロ総合大学(USP)など州立3大学の教職員によるデモ行進も行われた。

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