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 サンパウロ水道公社(Sabesp)総裁やジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事が14日に初めて給水制限実施を口にしたことで、サンパウロ市民の水への心配が更に強まった。知事によれば、カンタレイラ水系からの取水が従来の半分の17立方メートルに制限された時点で給水量低下は始まっている。15日付アゴラ紙によると、サンパウロ市での水圧低下の影響は周辺部ほど大きいという。サンパウロ州の夏の降水量は、南東伯の他の州が南大西洋熱帯高気圧(ASAS)で未曾有の高温と低雨量に苦しんでいるのに比べれば良い方だが、それでも年平均を大きく下回り、カンタレイラでは半分以下だ。さて、今後はどうなるか。
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 15日、米国ロサンゼルスで今年のアカデミー賞のノミネートの発表が行われ、アルゼンチンの映画「レラト・サルヴァージェン」が外国語映画賞の最終5作品に残った。同映画主演のリカルド・ダーリンは、2010年に同賞を制した「瞳の奥の秘密」以来、5年ぶり2度目のノミネートで、南米俳優としての快挙にもなった。同映画は昨年10月からブラジルで公開され、好評につき、現在も連日長蛇の列が出来る人気作として知られている。授賞式は2月22日だ。
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 サントスFCが財政難で、選手の給与支払いに遅れが出て問題となっている。既にアラニャ、アロウカ、レアンドロ・ダミアンといった主力選手が訴訟の手続きを取っているが、昨年同チームに復帰したロビーニョも14日、この訴訟を支持した。彼によると、自身への支払いは訴訟を起こした選手以上に遅れているというから危機的だ。

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