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東西南北

 20日午前9時現在のカンタレイラ水系の水位は、前日に6・5ミリの降水を記録したことも手伝い、昨年11月19日以来、3カ月ぶりとなる10・0%に到達した。ただ、昨年10月23日に加えた2回目の「未開の水域」の水量が同水系の10・7%相当なので、その分を回復するためにはもう少し降る必要がある。予報だと、週末の天気は回復に向かい、この数日は雨が見込めないとのことだから、水位はやや下がることになりそうで、雨は24日もしくは25日に降る見込みとのことだ。2月の雨量としてはここ9年で最多と順調過ぎたため、ある程度の停滞は仕方ないか。サンパウロ州民の気持ち的には早くも3月に期待か。
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 18日、サンパウロ市北部ジャルジン・ぺリで、妻(55)が夫(60)に銃で撃たれ負傷する事件が起きた。その原因は、夫がリベルタドーレス杯のコリンチャンス対サンパウロを友人とテレビ観戦したいがために、中庭までテレビを動かすことを妻が嫌がったためで、それを不服とした夫が妻に発砲、銃弾は右腕と腹部を襲った。妻は病院に運ばれ、一命を取り留めた。一方、夫は銃を林に隠して逃走を試みたが、逮捕された。夫は警官に「家に泥棒が入った」などと嘘の証言をしたという。
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 22日は米国の映画の祭典、アカデミー賞の授賞式がある。ブラジル的にはドキュメンタリー部門にノミネートされた「サウダ・テーラ」の受賞に期待がかかっている。ブラジルを代表する報道カメラマン、セバスチアン・サウガードを追った作品は、息子のジュリアーノが監督の一人を務めたことでも話題となっている。

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