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思い出=リベイロン・プレット 大河政義

 1960年3月13日サントス着の『ブラジル丸』で移住してきた人達が、去る3月13日金曜日にサンパウロの群馬県人会に集い、午前10時から午後3時まで、55年間の歩みを回顧しながら大いに食べ飲みしながら楽しいひと時を過した。今度の集まりにも、コチア青年移民の人達が6名と多く、奥様同伴で出席して下さった人もあった。

ブラジル丸同船者会

ブラジル丸同船者会

 『ぶらじる丸』では36名のコチア青年が渡伯。うち6名が日本へ帰国、また12名が他界されたとか。彼等がいつも船中で口ずさんでいた、彼等の仲間が作詞した歌を思い出しながら合唱した。『男と男が誓い合い風雪すさぶ只中で5尺のたがねと鍛えたる緑のブラジル我を呼ぶ』(以下略)。青年時代に大きな夢を抱いて来伯した人達の心に残る歌だと思う。
 『ぶらじる丸』同船者の集まりは、2000年1月16日に、記念日を前倒ししてサンパウロのジャバクアラの長崎県人会で40周年を祝ったのが最初であった。次に2010年3月12日土曜日に50周年をサンパウロ秋田県人会で、そして今回の55周年で3回目である。
 きっかけは、私がパラナ州の奥地の町で昔のパウリスタ新聞(その後、ニッパク新聞と合併して現在のニッケイ新聞となる)の取次店をしていた時、いつも新聞を読みながら誰かが同船者会の音頭を上げてくれるのを心待ちにしていた。だが待ちくたびれて、『自分は田舎に住んでいるので、どなたかサンパウロ在住の人達に何とかしてほしい』と投稿したところ、現在までいつも先に立って頂いている上妻さんや、ミナスの白浜さんから電話をいただき開催出来た40周年でした。
 私はいまだに放火犯的な存在で、上妻さん白浜さん達に迷惑をかけっ放しで気が引けるのですが、次は来年の3月13日。数多くの人達に参加していただける様、自分が消息を把握している者には電話で今から計画を立てる様に呼びかけております。皆様からも知人を呼び集めるよう、お願い致します。
 赤道祭に、長崎の竜おどりを披露してくれた本多さんや三浦さん達の消息を、小渕さん松田さん白旗さん中村さん等がたずねていました。私も船内中学校で一緒に学び遊んだ、サルバドールで下船した別所さん、パラグァイに行かれた渡辺さん、武雄君、篠原君たちの消息が分かればと思います。

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