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東西南北

 7日、サンパウロ市北部のショッピング、メトロ・トゥクルヴィ駅で、強盗と軍警による銃撃戦が繰り広げられる事件が起きた。幸い怪我人は出なかった。同日午前11時頃、同ショッピング1階部分にある携帯電話店のサムスンに、顧客のふりをした男性2人女性1人の武装した強盗団が侵入した。店員によって姿が確認されたことで、強盗たちは窃盗を行なわずに外まで逃げたが、ちょうど駐車場にいた軍警と出くわしたことで発砲し、軍警も銃で応じて銃撃戦となった。結局、銃弾は誰にも当たらず、犯人は現在も逃走中。無事でよかったが、午前中から物騒な話だ。
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 8月に入り雨の降らないサンパウロ州では主要6水系での水位が軒並み落ちている。7日午前9時現在では、カンタレイラで「未開の水域」(底水)第2層込みで18・1%、アウト・チエテで17・4%となっている。他の4水系も1週間で1・5から2%程度の数値の下落を記録。現在、北東伯から南東伯にまで延びる大きな熱帯性高気圧によるブロッキング現象が続いており、予報だとこれが最低20日までは続くので、下旬にならないと降雨がないという。例年、最少雨の月だが気がかりだ。
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 サッカーの全国選手権はこの週末に第17節を迎えるが、注目カードは9日にモルンビ・スタジアムで行なわれるクラシコ、サンパウロ対コリンチャンスだ。このところ選手の相次ぐ移籍騒動で選手のモチベーションが心配な7位サンパウロが、勝って首位に迫りたい2位コリンチャンスとどう戦うか。くれぐれもファンの暴動などが起きないように。

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