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ラーメン戦争、勃発か?!

 紙面とは別に本紙では、サイトやフェイスブック、ツイッターなどでもニュースをお伝えしている。ブラジル在住の方であれば、コロニア、翻訳面が気になるだろうし、日本の読者であれば、サッカーや経済に興味が傾く。今までにないアクセスを集めたのが19日付けの「日本では食べられない! すき家がラーメンを開始」の記事。ちょっとガックリしながらも国民食ラーメンへの関心の高さを感じた▼リベルダーデにも数軒専門店がある。モジ、クリチーバやロンドリーナなど地方都市にもあり、裾野は広がっているようだ。「すき家」では現在2店舗のみだが、いずれは全店で提供するよう。一気にラーメン最大手になるわけで、今後の展開が楽しみだ▼「クーリエ・ジャパン」という雑誌があり、世界中のメディアの翻訳記事を紹介している。それぞれの国の事情や見方が分かって面白いので愛読しているのだが、世界「ご当地ラーメン」というコーナーがある。ラーメンの魅力に取りつかれた非日系人らが、とても研究熱心に、こだわりを持って味を作りだしている。アメリカ、ヨーロッパ、アジアでそれぞれのラーメン文化が花咲き始めている▼これに比べると、ブラジルのラーメンには思いや熱意が足りない気がする。そこまでブームが来てないのもあるのだろうが、ラーメン好きで今の状態に満足している人はいないのではないか▼九州発祥の有名ラーメン店がリベルダーデに開店するとの噂もある。「ラーメン戦争」の勃発、大いに結構。競争することで質の向上と普及を期待したい。ブラジル人のこだわりラーメンも食べてみたい。(剛)

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