ホーム | 日系社会ニュース | パラナ州連合会総会=折笠会長が1年のみ続投=2年後、創立50周年見据え=「日本人の心持つ後任育てる」
続投が決まった折笠会長
続投が決まった折笠会長

パラナ州連合会総会=折笠会長が1年のみ続投=2年後、創立50周年見据え=「日本人の心持つ後任育てる」

 パラナ州の連合会「リーガ・アリアンサ」(折笠リカルド会長)の第48回定期総会が1月31日午前、ロンドリーナ市の同会館で開かれた。総会前には役員改選で、折笠会長の続投を希望する声、新会長に立候補しそうな人物も噂されたが、当日の議論の結果、2年後の創立50周年の節目を見据えて、現会長が変則的に1年間のみ続投することに決まった。

 傘下64支部の内、委任状合わせ45支部から、全部で約160人が出席した。来賓には在クリチーバ総領事代理として岩戸孝広領事、西森ルイス連邦下議らが立ち会った。
 パラナでは昨年、日伯外交樹立120周年、パラナ入植百周年、兵庫・パラナ姉妹州県の締結45周年という三つの節目を同時に迎えた。3月にこれらの開幕式が梅田邦夫大使、ベット・リッシャ州知事ら臨席の元、州都で開催された。
 6月の移民の日前後には、例年ローランジアで行われている開拓先亡者慰霊祭に加え、州最初の入植地カンバラでも特別に入植100周年記念慰霊祭を行なった。
 8月には井戸敏三・兵庫県知事がパラナ州を訪問。姉妹州県の締結45周年も祝賀した。経済不況などにより、頼りにしていた連邦議員割り当て金がゼロとなりながらも、各種の記念行事を成功させた。
 岩戸領事は三つの式典へ感謝を示しつつ、「記念事業のハイライトとして秋篠宮ご夫妻の来伯が実現した。両国関係の友好化を確信する。今年もパラナを取りまとめるアリアンサの役員、会員らのご多幸をお祈りします」との言葉を送った。
 2期4年を終えた折笠会長は、「1年目は何も分からないまま、2年目から支部回りをして事情を深く知るように努めた。先輩から『借金するな』との助言を頂きながら、あっという間の4年間だった」と振り返った。
 引き続き議題は役員改選へ。折笠会長は本紙に対し、「あらかじめ退任を決めていたが、昨年11月から続投要請があった。当日は95%の支部長から支持され、1年間だけという条件で引き受けた」と経緯を説明。「最後に後任を育てる任務が残っている。年代や何世か問わず、日本人の心を引き継いだ人間を後継にしたい」と語った。来年の総会で再び議論される。
 7日には役員会が行なわれ、新体制が正式に発足する。2年後の2018年にはリーガ・アリアンサ創立50周年、移民110周年を同時に迎える。


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 先月31日に行なわれたリーガ・アリアンサの総会。今年の出席者数はは160人と、事務局員も「圧倒される思いでした」と驚きの様子だった。それもそのはず2014年度が約120人、15年度が約100人と減少する中で今回は突然、急激に増えた。退任を表明していた折笠リカルド会長も、多数の出席者の熱意に押されて続投を決めたよう。

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