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サンパウロでのお別れ会で笑顔を見せる池田少将(中央)
サンパウロでのお別れ会で笑顔を見せる池田少将(中央)

司令官として首都へ=池田少将、サンパウロ市に別れ

 サンパウロ州を管轄する南東軍で参謀長を務めていた池田隆蔵陸軍少将(55、二世)が、首都ブラジリアを管轄する第11師団の司令官に昇進するにあたり1月28日、同地で就任式が行なわれた。
 池田少将は知人らに対し、「サンパウロ市任期中はW杯などの重要なイベントも行なわれたが、大きな問題もなく任務を全うできたと思う」と、達成感を見せていたという。式には退役大将のシルバ・エ・ルーラ国防次官や日本国大使館の山内徹防衛駐在武官らが出席した。
 南東軍での任務は、2014年4月の少将昇格から当たっていた。サンパウロ勤務最終日となった先月22日には、市内のイビラプエラ公園司令部でお別れ会が開かれ、中前隆博在聖総領事らが祝福に駆けつけた。
 報告に来社したサンスイ社の平崎靖之社長補佐は、「バウルーに住む自衛隊出身の父、旭さんも喜んでおられた。本人も意気込んでいてさらなる出世に期待です」と声を弾ませた。

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