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東西南北

 本頁でもここのところ報じているように、今日13日は下院議長の選挙が行われる。もっとも、混戦が予想されるので、今日のうちに一気に決まるかはわからない。ただ、国民としては、これだけ政治混乱が続いた後だけに、選んだ後にすぐに辞任して代わるような人だけは避けて欲しいところ。既に報じられているところでは、候補者には何らかの形で不正の疑いがかけられている人も多いとか。本命視されているロジェリオ・ロッソ氏も、2010年の連邦直轄区知事時代に、直属の職員が同氏と親しい下議候補の選挙キャンペーンで不正を働いた疑いで選挙裁判所に訴えられている。さて、どうなるか。
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 ルーラ元大統領は11日、バイア州での講演会で、ミシェル・テメル大統領代行について「ペトロブラスもブラジル銀行もCAIXAも民営化しようとしているが、これは政府がこれらの公社を統治する能力のないことの表れだ」と語り、批判した。公社の民営化反対に徹底してこだわるのはPTの古くからのやり方として有名だ。だが、ラヴァ・ジャットで判明したペトロブラスの内情は、民営化を通り越し、政党による私物化のような気もするが。
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 そろそろリオ五輪に出場する世界的選手の動向が気になりはじめる頃だが、陸上短距離の世界最速男、ジャマイカのウサイン・ボルトは無事に同国代表に選ばれ、正式に発表された。ボルトは2度にわたり左太ももを痛めたことが報じられ、心配されていた。まだ、回復の途中で、やっと練習再開というが、その快足ぶりに期待したい。

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