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東西南北

 自国が五輪期間中も、サッカーの全国選手権は休まず開催される。今回の五輪代表は23歳以下の若い選手が多いため、本来なら国内のチームに影響が及ぶはずなのだが、15日現在の上位4チームは、ガブリエル・ジェズスのパルメイラス、ガビゴルやゼッカのサントス、ルアンやウォレスのグレミオ、ダグラス・サントスのアトレチコ・ミネイロと、五輪代表の先発メンバーに主力が奪われたチームばかり。逆に、五輪による選手離脱がなかったコリンチャンスが5位に落ちているからわからないもの。もっとも、五輪後も9月初旬にはW杯南米予選があるため、これらのチームはまた召集されないか、心配だろうが。
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 ブラジル勢のメダルが徐々に増えはじめ、国民やメディアの関心が五輪へと向かっている昨今だが、その間にもブラジルの政治ドラマは進行中。ルーラ元大統領の親友の企業家で今はラヴァ・ジャット被告として逮捕中のブンライ氏が、「自分はルーラの差し金だった」と認める供述をしたり、マリーザ夫人と長男が連邦警察への証言を拒否したりと、ジウマ大統領罷免の弾劾裁判前にまだ何か起きそうな予感が。ジウマ氏も今週中に声明を出すらしいが、果たして。
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 13年1月に242人の死者を出す惨事で話題となった南大河州のナイトクラブ「KISS」が入っている建物に関し、同州地裁が10日、3年半ぶりに、所有企業だったエッコン・エンプレエンジメントス社のもとに所有権を戻すとの判断を下した。今も後遺症などに苦しむ被害者もいるだけに、控訴は避けて欲しいところだか。

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