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東西南北

 ブラジリア時間11月29日未明に起きた飛行機墜落事故でのシャペコエンセの生存者選手3人のひとり、センターバックのネットが15日夜、サンタカタリーナ州シャペコー市に帰ってきた。これで事故の生存者4人のブラジル人全員がブラジルに戻って来たこととなった。空港では多くのファンが出迎え、「チャンピオンが戻ってきたぞ!」と大声援を送った。この日は、コロンビア出立前のネットが、彼を救出した警官とメデジンの病院の病室で会い、感謝している写真をフェイスブックに上げて話題にもなっていた。脊椎損傷と報じられているネットだが、地元民の愛情と共に少しでも回復する事が願われる。
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 15日、リオ州リオ・ボニートの裁判所で2007年の「メガ・セナ(宝くじ)殺人事件」の裁判が行われ、メガ・セナに当たった夫レネ・セナさんを殺し屋に殺害させた妻アドリアーナ・フェレイラ・アウメイダ被告に20年、同氏を殺害した2人の被告に18年の実刑判決が下った。アドリアーナ被告は、レネ・セナ氏が05年に5200万レアルのくじに当たった後に接近して交際し、その後結婚。農場を購入させるなどした後、夫の警備員に取り入り、殺害させたという。
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 昨日付本頁で報じた、サンパウロ市のパウロ枢機卿の死に対し、アルゼンチン出身のフランシスコ法王も追悼の意を寄せた。法王は同枢機卿を「わが兄弟」と呼び、「ブラジルのカトリック教会の鑑」と呼んだ。共に、南米激動の軍政時代に信念を持って生きた神父だっただけに、思うところは人一倍だったのではないだろうか。

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