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東西南北

 自身の側近役をつとめていたジェデル氏の逮捕で、いよいよ立場が苦しくなってきたテメル大統領。まるで将棋の持ち駒がとられるかのように、自分に近い政治家たちがひとりふたりと逮捕されている。だが、そうした状況ではありながらも、同大統領は「下院で告発を受けない態勢はほとんど整った」と自信を見せている。連立政権内で、確実に反対をしてもらえる一定の勢力の取り付けに成功したということか。検察庁はこの後も、次々と告発を行ってくるだろうが、果たして、この味方の勢力をどこまで持ちこたえさせることができるか。ここ数カ月が大きな山場だ。
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 3日午前、サンパウロ大都市圏オザスコのファヴェーラで火災が発生し、10軒ほどの仮設家屋を焼き払った。この火災では、14台の消防車を導入した消火作業が行われ、近隣住民も積極的に手伝ったことで、比較的早く鎮火した。死者こそ出なかったが、顔に第1度の火傷を負って病院に運ばれた人がおり、さらに、車も1台巻き込まれた。ここ数日のように、寒く乾燥する日は火災が起こりやすいが、予報だと今月の前半はほとんど雨が降らないというから要注意だ。
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 3日、サンパウロFCの英雄、ロジェリオ・セニ氏が就任半年で解雇され、大きな注目を集めている。もちろん現在の低迷する成績では手腕を問われるのは仕方ない。ただ、下部から有望選手が登場しても簡単に欧州に売り、実績のある外国人を獲得したが、思うような結果が出ないという運営に監督は辟易していたとも。監督の首の挿げ替え以前にとるべき措置があったような…。

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