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東西南北

 22日付アゴラ紙によると、サンパウロ市の北部や南部で、夜になると水道の水の出が悪くなる地域が出てきているという。サンパウロ州主要6大水系では、9月に入ってからの降水量が10ミリを超えたところがなく、水不足を心配している人もいるようだ。現在の貯水量は、カンタレイラ水系が「未開の水域」抜きで53%、アウトチエテは51%、グアラピランガは61%で、他は80%以上だから、まだ水不足を心配する水位ではないし、この春夏はエル・ニーニョなどの異常気象を呼び込む要素もないとのこと。むしろ大事なのは、現在ブラジルを覆っている熱帯高気圧が崩れて去った後にどうなるか。天候がまともであることを望みたい。
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 6日から試験状態ではあるが、サンパウロ市地下鉄5号線に3駅が開通。この後も2018年いっぱいまでに7駅が追加されることで賑わいが予想される同路線だが、22日付エスタード紙によると、開通したばかりの駅のひとつ、アウト・デ・ピニェイロス付近で最近、車強盗や窃盗が増え、さらに麻薬の売人の行き来も見られるという。これから地下鉄の利用者などの増加も予想されるところだけに、早めの対策を願いたいところだ。
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 明日24日(日)はサンパウロ市モルンビ・スタジアムで、サッカー全国選手権のクラシコ(伝統カード)、サンパウロFC対コリンチャンスの一戦が行われる。今年のこのカードは、コリンチャンスが首位を独走する一方、サンパウロFCは2部降格圏内で青息吐息の状態と、寂しいところだが、サンパウロFCが本拠地で一泡ふかせられるかが見所。試合開始は午前11時からだ。

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