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ロベルト・カルロス特番、視聴率上がる=「40年以上も毎年マンネリ」と皮肉られるも

 グローボ局で1974年からクリスマス前に毎年放送されている、ブラジル音楽界の王様、ロベルト・カルロスの特別番組「ロベルト・カルロス・エスペシアル」の今年の視聴率が大きく伸びていたことがわかった。
 ベルト・カルロス特番は、ロベルトが空前の人気アイドルから大人の人気アーティストへ脱皮しはじめて間もない、彼が33歳だった1974年から始まった。この番組はそれからも回を重ね、今年で実に43回目。1999年に彼の奥さんの体調不良で1回中止した以外は毎年続いている。
 以来、ロベルトは、76歳になった今も、この番組を続けている。彼のコンサートは今も、アイドル時代の彼を知る中高年の女性を中心にスタジアムが埋まるし、新曲を出せば、そのたびに話題になり続けてもいるが、40代から下の世代にとっては、「高齢者向けのバラード歌手」のイメージが強い。
 とりわけ、この年末の特番は若い人たちが彼をからかう際にネタにあがりやすく、「毎年やっていることが同じだ」と皮肉られている。
 たしかに、この番組はクリスマス前にどこかのコンサート・ホールの客席にファンを集めて収録されており、彼の往年のヒットの数々が歌われ、そこに今日話題性の高い若手の歌手や芸能人たちをゲストにまじえるだけの、きわめてシンプルなものだ。人によっては、「なぜ、あんな代わり映えしない番組を、グローボは延々とやる続けているのだ」と批判を飛ばすこともある。
 だが、この番組の視聴率はそれでも高い。22日に放送された今年の放送の視聴率は、サンパウロ地区で30ポイント、リオで31ポイントを記録した。昨年はサンパウロで22、リオで27だったから、大きな伸びを示したことになる。
 日本とは視聴率の算出法が異なるため、少しわかりにくいが、サンパウロでは調査対象となった19万9300世帯中の7万50世帯、リオでは11万6900世帯中の4万4千世帯が見ていたという。
 内容的には今年も変わらず、胸元をはだけたシャツにブルーのジャケット、手に花束を握ったロベルトが、衰え知らずの甘い声でバラードを歌い、ゲストには人気女性デュオのシモーネ&シマリアやベテラン男性歌手のジャヴァーン、人気女優のイシス・ヴァルヴェルデ、女性司会者のファッチマ・ヴェルナルデスなどを迎える、という内容で、特に変わったことは行っていない。
 少なくとも当面は、低視聴率を理由にこの番組が打ち切られることはなさそうだ。(23日付フォーリャ紙サイトなどより)

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