1月上旬から労働相就任が裁判所によって差し止められているクリスチアーネ・ブラジル下議(ブラジル労働党・PTB)に、麻薬密売組織に金銭の支払を行った疑惑が持たれている。3、4日付現地紙が報じている。この疑惑は、2日に連邦検察庁が最高裁に捜査開始許可を要請したことで明らかになった。
それによると、クリスチアーネ氏は2010年、側近を通じて麻薬組織に金銭を支払っていた形跡があったという。その金はリオ市北部の貧民街のカヴァルカンチで選挙活動ができるよう、麻薬組織に伺いを立てる形で支払われたもので、告発者は「ゼジート」なる組織代表者の通称なども明らかにしているという。
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