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東西南北

 近年、ブラジル人の間でポルトガルへの注目度がひそかに上がっている。昨年1年間にポルトガルに移住した人は公式な数字でも8万人(公称)おり、ポルトガルの大学に入学する人も前年比で31%も増えている。この背景には、経済や暴力で混乱するブラジルに嫌気が差して国外に出たい人が増えていることや、国家高等試験(ENEM)を通じてポルトガルの大学へ入学するシステムが整ったなどの要因があるという。10年ほど前、ブラジルが経済的に右肩上がりだった頃に、ポルトガル人の方がブラジルに憧れたのとは真逆の状態だ。ただ、ポルトガルは旧い歴史を持つ伝統的な国で、ブラジルにとっては旧宗主国でもあるだけに、文化的交流としては良い機会かも。
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 9日午後、サンパウロ市セントロで、路上生活者の社会活動団体が数千人規模で住宅の不法占拠への取り締まり反対を叫ぶ抗議デモを行った。集団はセー広場から、市庁舎やサンパウロ州都市住宅開発公社などに向かって行進を行い、自分たちの立場を主張した。1日に起きたセントロの24階建ての占拠ビルの火災と崩壊以来、不法占拠者に対する風当たりが強くなっている。不法占拠は積年の問題で解決が難しいが、市は今後どう対策していくか。
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 9日のサッカーのブラジル杯。パルメイラスは敵地ベロ・オリゾンテでのアメリカMG戦を2―1で下した。これで再来週の本拠地での再戦で引き分け以上なら準々決勝進出となる。パルメイラスはリベルタドーレス杯で決勝トーナメント進出を決めた上、全国選手権でも現時点で2位。今年は大きな期待の持てる年になりそうだ。

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