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《ブラジル》アルカスス刑務所でまた殺人=所属組織を変えた4人を絞殺?

 ブラジル北東部リオ・グランデ・ド・ノルテ州の州立ロジェリオ・コウチーニョ・マドゥルガ刑務所(通称アルカスス刑務所第5棟)で19日朝、最近になって所属組織を変更した収監者4人が遺体で発見される事件が起きた。死因は調査中だが、遺体の状態から、絞殺された可能性が大だという。

 遺体で発見された4人は24~26歳と若く、サンパウロ州に本拠を構える州都第一コマンド(PCC)の構成員だったため、第5棟に収監されていたが、組織を変更してからも同じ棟に入れられたままだった事で、PCCの構成員らによって殺されたようだ。

 アルカスス刑務所は同州最大の刑務所で、第1~4棟に隣接して、第5棟とも呼ばれるロジェリオ・コウチーニョ・マドゥルガ刑務所が建てられている。第5棟は運営なども分けられていた。

 アルカスス刑務所では2017年1月14日、同州では史上最多の26人が殺されるという、大暴動が起きた。これは、第5棟にいたPCCの構成員が、ライバルのシンジカット・ド・クリメの構成員が収容されていた第4棟に乗り込み、大量殺害を行ったものだ。施設の損壊は大きく、改修工事が進められたが、暴動後はPCC構成員が第4棟にも移ったため、現在は1~3棟と4~5棟を隔離する壁を設置し、両者がぶつかり合うのを避けている。

 17年1月の暴動の際は、56人が脱走したとされているが、1年後の今年1月の時点でも、16人は行方不明となったままだ。

 アルカスス刑務所では一時、殺人事件が途絶えていたが、今年2月には第5棟で2人が首をつった状態で発見された他、4月にも第3棟で1人が刺殺される事件が起きている。(19日付G1サイト、フォーリャ紙サイト)

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