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東西南北

 統一選挙恒例の政見放送がはじまり、ようやく「選挙到来」の気分が高まりはじめた。8月31日午後は、高等選挙裁判所でルーラ氏が一体どのような処遇をされるのかに注目が集まった。本稿を書いている午後3時時点では結果は出ていないが、いずれにせよ、今日はその結果を巡り、国民が大きな反応を示すことは必至だ。今後の大統領選の行方もこの結果次第で大きく変わってくるだけに、気にせずにはいられない。さらに出馬無効の場合は、ハダジ氏との候補切り替えが果たしていつになるのか。ひとつひとつの事柄の持つ意味が僅かなタイミングで変わってくるだけに、例年になくスリリングな選挙でもある。

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 8月30日のサッカーのリベルタドーレス杯。パルメイラスは、サンパウロ市アリアンツ・パルケでの対セーロ・ポルテーニョ戦で、前半開始早々にフェリペ・メロ、後半の試合終了直前にダイヴァーソンがレッド・カードで退場処分という荒れる試合を行った末、0―1で敗れた。だが、同カード第1試合を2―0で制していたため、準々決勝に進出した。それにしても、「闘犬」ことフェリペ・メロの退場処分は日常茶飯事。かつてのセレソン選手も起用が難しい。

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 8月のサンパウロ州6大水系への降水量は、平年の2倍以上降ったカンタレイラ水系をはじめ、ほとんどで同月の平均降水量を超えた。だが、1年で最も雨の少ない月故、水位回復にはつながらず、月末のカンタレイラの水位は37・0%、アウト・チエテも50%を切った。他も50%台がほとんどだ。雨の戻る9月以降の降水量に期待したいが。

 

 

 

 

 

 

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